ここは四国西南部を流れる日本最後の清流と言われる「四万十川」が太平洋に流れ込む河口の西岸、海抜約60mの崖の上にあります。水平線から登る朝日と、穏やかに流れる四万十川の水面を紅く染める美しい夕焼けが同じ場所から望む事が出来る絶景のビューポイントで、冬の早朝は水平線から昇る「だるま朝日」、夜は川面を艶るシラス漁の「灯」が幻想的で、多くの写真家達を魅了してきました。敷地面積5万坪の施設内には「絶景の秘湯」といわれる温泉をはじめ、宿泊施設・カフェ・ギャラリー・多目的ホール・キャンプ場、そして太平洋に突き出した岬の先端の高台には広大なオーガニックファームもあります。私達は、今なお手つかずの自然が残る「秘境」ともいうべき四万十の絶好のロケーションにありながら約10年間休眠していたこの場所を、サステナブル(持続可能)をテーマとした循環型コミニティーとしてデザイン・リノベーションし、環境・食・エネルギー・防災など、様々な分野のスペシャリストや有志の皆様の叡智を集結し、子供達の未来が持続可能な方向に向かう為のあらゆる施策の「実践」と「実験」のフィールドとしてrebirthして行く事を目指しています。
現在敷地内には6棟の宿泊棟があり、それぞれが木造平屋の一戸建てで、4人〜10人まで宿泊する事が可能です。(定員50名)オーシャンビューのお部屋から、山頂近くの森の中にあるプライベート感溢れる森の部屋薪を自分で割って沸かして入れる五右衛門風呂付の部屋など、その目的に応じて様々なスタイルとロケーションをチョイスする事ができます。
敷地内の広大な完全無農薬ファームでは季節の野菜を年間を通じ栽培しており、カフェではこの畑で採れたものを中心に提供しています。農作物や環境に大きな有用性が認められる「古代海洋性微生物酵素」研究の第一人者でもある地主さんの推進する環境農業(環境に負荷をかけない)の実験農場的側面もあり、フロンティアオーガニックテクノロジーを学ぶ事も出来ます。今後ファームキャンプや農体験プログラムなども展開して行く予定です。子供達とともに春に種をまき、夏に収穫して一緒に調理して食べる。そんなキャンプも始まります。